2008年9月22日 (月)

水性塗料の社内勉強会を行いました

RMの水性塗料であるONYX HDがどんな塗料なのかを実際に作業して知るためにRMのインストラクターの方にお願いして社内で勉強会を行いました

実のところ、営業さんが水性塗料の研修を受けるのは2度目の事です。
前回は水性塗料ONYX HDの基礎知識と実演の見学が中心だったので、今回はもう少し実践的な使い方を実習という形で行う事にしました。
午前中は学科を行い、基礎知識のおさらいと実践的な使用方法の説明。午後から会社の研修センターにあるブース内で実習を行いました。
営業さんは自動車の車体補修に携わってはいますが技術を持っているわけではありません。
塗装は素人ですので「仕上がり悪いんじゃないの」というツッコミはご勘弁くださいね(^-^;

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Op_080906_006_3 ブース内の気温と湿度は左の通りです。
湿度が少し高めなので乾きが少し遅いかもしれません。それでも気温が30度を超えているので、条件としては『悪くない』といったところでしょう。
溶剤系の場合、乾燥速度はシンナーである程度調整ができますが、水性塗料の場合、温度と湿度、特に湿度が乾燥速度に大きく影響します。
これは『水性である』という以上、避けられない性質です。
塗装の際は調色の段階から温度と湿度に注意する必要があります。
塗装の職人さんは、湿度の感覚を持つ必要があるかもしれませんね。「お、もうすぐ雨が降るかも」なんてわかるようになっちゃうかもしれませんヽ(´▽`)/
もっとも、ブース内にエアコンを装備して温度と湿度をコントロールできるなら、問題はないと思います。
調色はカラーマスターカードをもとに行います。ONYX HDの場合、原色と水性希釈剤を混ぜた状態で初めて塗装が可能な『水性塗料』となります。この水性希釈剤の量を湿度によって変化させる必要があるのです。
塗装の職人さん曰く「色決まりは良い」との事。
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Op_080906_002_3 さていよいよ塗装です。まずはRMのインストラクターの方に実演していただき、手順の再確認です。
塗装の下処理は従来通りの脱脂工程の上に水性専用の脱脂剤PK1000による脱脂工程が必要となります。
油分や溶剤分が残るとトラブルの原因になりますので、念入りに作業します。
RMの水性塗料でいつも驚くのは隠ぺい性がとても高い事。色のトマリが非常に良い事です。
2回の塗りで70%以上完成していました。最後にムラ取り程度のドライ塗装でカラーベース工程は完了です。
営業さんもまずはブロック塗装です。パネル中央に市松模様のテープを貼って、染まりを確認します。
営業さんが塗っても2回の塗装で70%程度染まりました。
比較的口径が大きなHVLP(低圧)ガンを使用します。
RMの推奨ガンはSATAですが、イワタやデビでも使用可能なようです。
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Op_080906_007_5 乾燥は専用の送風乾燥機で乾燥させます。
要は風を当てて乾燥させればいいのですが、ゴミなどの事を考えるとやはり専用のものを使用したいところです。大きな面積には写真のような送風機、小面積にはハンディータイプがあると便利ですね。
さて今度はいよいよぼかし塗装です。
「水性はぼかしづらい」という噂をよく聞きますが、その真相は?
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Op_080906_004 エア圧を下げ気味(今回は1.5kg/c㎡)にして塗り広げていくことで、ぼかし際の黒ずみもなく、綺麗にぼかす事ができました。素人目には全く問題なくぼかせているという印象でした。
専用のブレンダーを使用すればより精度が高いぼかし塗装が可能ですので、慣れてしまえば全く問題なくぼかせると思います。
右下端にゴミのように着いているのは隠ぺい性を確認するためのテープです。


今回の勉強会で、水性塗料は「溶剤系と比べて作業性の違いはあっても塗料としての完成度は高く、製品としては全く問題がない」事がわかりました。
現場の方は噂に惑わされる前に勉強会で実際に塗料を触ってみる事をお勧めします。
「案外いいな…」なんて思われるんじゃないでしょうか。
ケンテックスではこのように営業さんであっても常に最新技術の勉強をしています。
ケンテックスの営業を見かけたら、水性塗料の事を色々聞いてみてください。
結構ちゃんと勉強してることがおわかりいただけると思います。

因みに、水性塗料だからと言って塗装保護具の着用を怠っていいわけではありません。
今回は社内研修という性質上、マスクのみの着用でしたが、毎日塗装を行う職人さんはマスクだけではなく、保護メガネ、塗装服、手袋の着用は義務として行ってください。
少し離れた場所で撮影を行っていた私でさえ、1日ブースにいたら塗装ミストがまつ毛について気持ち悪かったです…(ノ_-。)

ケンテックスでは無料の『水性塗料導入勉強会(RM)』を開く用意がございます。
弊社営業にお聞きいただくか、下記までお問い合わせください。

株式会社ケンテックス
営業部
菊地まで
電話:045-474-0805もしくはE-mail

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2008年7月22日 (火)

ケンテックスブログ再始動!

ケンテックスからクルマに関する耳寄り情報です。

ケンテックスはクルマの未来を真剣に考えて、車体修理の技術や理論、それを広めるための研修の開発に取り組んでいます。

そのノウハウの一部をこのブログで皆さんに広められたらと思っています。

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